悟空やられ

僕がリョナに目覚めたのは、小学生のとき、ドラゴンボールＺの映画でだった。
下の画像は後にマンガ版を手に入れたやつだ。
落書きがあるのはご愛嬌（笑）

強大な敵に仲間たちが次々にやられていくなか、焦って変身し、敵にパンチとキックの連打を見舞う悟空。
だが敵は悟空の攻撃にもびくとも動じず、悟空の左脚を掴むと、開いた悟空の股間の膨らみに、強烈なパンチを叩きこむ！
悟空は変身が解けてしまい、敵にズタボロにされていく…。

変身解除って、何度も攻撃を受けてボロボロになった末に……っていうのが常道だと思う。それに、マンガやアニメの中の金的って、多くはギャグ調でやられるもので、それほどダメージを受ける感じはしない。
……のだが、このシーンの悟空は金的によって一撃で変身が解けてしまい、以後まったく反撃ができなくなってしまうという大ダメージを負っている。
作ったスタッフの、いくら超強くてもここをやられたら悟空も終わりだよね、的な突き放したＳさが感じられるシーン。新鮮だ。

地球を何度も救ってきた強い戦士が、一撃されただけで手も足も出ないのか――絶望的な思いとともに、子供だった僕は胸を……股間を熱くしたのでした（ｗ

ここは演出も好きで、
悟空が谷底に落とされて大の字 → 敵が追って勢い良く飛び降りる → 肝心の悟空は映さないまま壮絶な悲鳴（漫画版ではカットされてるけど、悟空の物凄い悲鳴が響いてる）
っていうのが良かった。
見えないぶん余計に、悟空がどんな強烈な攻撃を受けて悶え苦しんでるのかって想像が引き立てられる……。（ｗ

そして、やられてもやられても立ち上がる悟空。
もはや攻撃する気力もないのに、それでも立ち上がらなければいけないというヒーローの宿命…。
ＢＧＭもなんだか絶望というか哀愁というか漂うものが。

僕のリョナ観の原点。
子供の頃はよく悟空になりきって、半裸になり、架空の敵相手に絶望的な闘いを挑んでいたものです。
最後には地面（ベッド）にうつ伏せに抑えつけられ、腰に強烈な圧力をかけられて噴き出し、倒されてしまうのがパターンでした（ｗ