闘え! 競パン戦士 大輔 - 第一話 競パン戦士誕生! –

人里から離れた無人島の砂浜に、競パン姿の一人の青年が流れ着く…。
流れ着いた青年を黒の戦闘員服に身を包んだ戦闘員たちが取り囲んでいる。
 
所長 「何者だ???」
戦闘員 「わかりません。ただここにたどり着いた以上放っておくわけにはいきません。殺しますか?」
 
気を失っている青年の頭上でかわされる会話。
 
所長 「見るからにガタイのいいオトコだな!牢にぶち込んでおけ!!」
戦闘員達 「はっ!」
所長 「あの小僧の隣の牢が空いていただろう?あそこでいい!!」
戦闘員達 直立不動で声を揃え、「承知しました!」
 
島にはサタン帝国の戦闘員訓練所があり、青年はその中の牢へ。戦闘員改造される運命に…。
 
大輔 「ここは…どこだ?」
 
ライフセイバーの青年は、流された海水浴客を助けに飛び込み、力つきて無人島に流れついたのだった。
 
所長 (牢の外で所長と戦闘員の声がする)「あの若いオトコをぶち込んだか?」
戦闘員 「はっ!命令どおりに!」
所長 「あさってから最終訓練じゃ。訓練を終えた者は新たな候補を拉致してくるために市中に送り込む!」
戦闘員 「はっ!光栄であります!」
所長 「その前に、明日中にあの若いのを戦闘員改造しておくのだ!」
戦闘員 「ははっ!あの小僧はどうしますか。なかなか本間博士からの返答が届きませんが」
所長 「最後通牒を突きつけてやれ!それでも返答なくば処刑してよい!明日中にな!」
戦闘員 「ははっ!」
所長 「あの若いのは、戦闘員としての功績が認められれば、サタン帝国の幹部怪人に推挙してもいい!」
 
戦闘員たちの間からざわつきが漏れる…。聞き耳を立て、少しずつ事態を飲み込みはじめる大輔。
 
大輔 「く…。早くここから逃げ出さなきゃ…!」
 
焦る大輔の耳に、隣の牢からすすり泣きのような声が聞こえてくる…。
呼びかける青年に、少年は健一と名前だけ名乗り、助けて、と言った。
そして翌日。
 
所長 「明日からの最終訓練に向けて、最後の準備に励め!!」
戦闘員達 「ははっ!」
所長 「侵入者があったからには、この施設がかぎつけられるやも知れぬ!猶予はならん!!」
戦闘員 「はっ!!所長!」
所長 「どうした?」
戦闘員 「例の男を改造施設に連れに行った者と、連絡がとれないのですが……」
所長 「何をしているのだ!早急に対処しろ!!」
 
突然、施設中に鳴り渡る緊急警報!
 
所長 「この大事な最中に、何と言う不手際!?者ども、オトコを探し出せ!!」
戦闘員達 「ははっ!!」
所長 「見つけ出しても、殺すでないぞ!ワシの元に連れて参れ!!」
戦闘員達 「承知しました!」
 
その頃、青年は訓練所の狭い廊下を走っていた…。隣の独房から連れ出した少年を抱えて。
 
戦闘員達 「イー!!イー!!」(大輔を戦闘員数人が取り囲む!!)
大輔 「くっ。見つかったか!」
戦闘員達 「イー!!イー!!」(大輔に群がる戦闘員達!!)
大輔 「下がってるんだ!」 
健一を庇って前に出る大輔。無言で頷き大輔の後ろに隠れる少年。
戦闘員達 「イー!!イー!!」(棍棒を持った戦闘員が大輔に襲い掛かる!!)
大輔 うおっ! くっ!! わっ!!(なんとか俊敏に攻撃を避ける大輔)
大輔 でやあっ!!(蹴りを戦闘員の一人の腹に!)
戦闘員達 「イー!!イー!!」(ロープを持った数人の戦闘員が大輔にロープを掛ける!!)
大輔 うわっ!(攻撃の隙にロープをかけられる大輔)
 
3箇所からのロープが大輔を取り囲むように捕らえる!!
 
大輔 ぐ・・・ううっ!! こ、これくらい・・・っ!(大輔の筋肉が震え、ロープをゆっくりと浮かせていく・・・)
戦闘員達 「イー!!イー!!」(ロープの中心に迫るようにして寄って来る戦闘員達!!)
大輔 でやっ!! (寄ってきた戦闘員の側頭部へ蹴り!)どがっ!
戦闘員 「イーーーーーー!?」
大輔 たあっ!!(さらに別に戦闘員の腹にパンチ!)
戦闘員 「イーーーーーー!?」
大輔 どうだっ!
所長 ハハハハハハハ!!!!!
大輔 むっ!? だ・・・誰だっ!
所長 ワシは、この訓練所を預かる所長だ!!あっぱれな戦いぶり、とくと拝見させてもらったぞ!!
 
響き渡った声に、群がっていた戦闘員達にピンと緊張の気配が広がるのをみてとる大輔。
 
大輔 おまえがこの訓練所の親玉ってわけだな。
所長 親玉とはなんだ……!だが、何も言うまい!お前は訓練抜きで幹部候補になれる!!
大輔 へ、ふざけるな! 悪の組織の幹部だなんてまっぴらごめんだ!
 
自信満々に構える大輔と対照的に、少年は所長に酷く怯えてがくがくと震えている…
 
所長 幹部になれば、サタン帝国の領袖として終生何の心配も要らぬ!!
所長 お前の力でサタン帝国の世界征服の野望を達成させることができる!!
大輔 へっ! そんな生き方をするくらいなら死んだ方がマシだ!
大輔 世界征服なんてさせねぇ!罪もない人たちの生活を壊すなんて許さねぇ!
大輔 その野望、今ここで俺がぶっ潰してやる!
 
所長が目配せをすると、背後から戦闘員がやにわに少年を抱き抱える!
 
大輔 しまった…! く…あんな小さい子供を何故…っ
所長 ハハハハハ!!小ざかしいヤツめ!!少年の命を取られても悪態をつくか??
大輔 何っ!?
所長 さあ、サタン帝国のシモベとなるのだ!!
大輔 く…っ!(ぎりぎりと歯をかみ締める大輔)
所長 納得がいかんようだな、ならば分からせてやるまでよ!!(大輔のあごに手をかけ顔を覗き込む!!)
大輔 ううう…っ! (気丈に所長を睨みつける大輔)
所長 その肉体を傷つけるのは惜しいが、分からせてやらんとな!!
大輔 !!
所長 (電磁ムチが打ち付けられる)バシッ!!
大輔 っんぎゃあああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!
所長 (大胸筋にくっきりと赤い筋が!!)者ども、こいつを押さえておけ!!
少年 「兄ちゃん!」
大輔 う、、、ううう、、、
所長 お前のその、青臭い正義感を打ちのめしてくれるわ!!バシッ!!ビシビシッ!!
大輔 うぎゃっ!! ぎゃっ!! うっぎゃああ!!!
 
一ライフセイバーである大輔が味わう初めての本物の苦痛。
 
所長 傷口に海水を浴びるがいい!!ビシャビシャ!!
大輔 んんっぎゃああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!!
所長 (幾筋も通った赤い筋に冷たい海水がしみる!!)叩きのめしてやる!!思い知らせてやる!!
大輔 (しゅうしゅうと傷口に染み込んでいく海水)ぐっ、、、、くっ、、、ぅぅぅぅっ!
所長 もっとだ!!もっとだ!!バシッ!!ビシビシッ!!!
大輔 っぎゃあああああああああぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーっっ!!!!
大輔 がはあっ、、、ああっ、、、ああ・・・
所長 ほうら!!(正面から大輔を蹴り倒す所長!!)
大輔 …ぐほおっ!!
 
大輔の顎に所長の蹴りがヒットし、吹っ飛び、床に叩きつけられる大輔
 
大輔 がはっ!!がっ、、がはっ!!
大輔 な、、、なんだ・・・・こ、、、この威力は、、、っ
 
少年は絶望したような顔で戦闘を見ている。普通の人間が所長に勝てないことを知っているのだ・・・。
 
所長 どうだ、苦しいか、もっと苦しみたいか?(大輔の顎は所長の足で踏みつけに!!)
大輔 ぐがぁっ・・・・!!ぁぁぁっ!!
大輔 (苦しさに暴れながら、足を振り上げ、所長の背中にキック!)
所長 ウオッ!?
大輔 だりゃあっ!! (上体を起こし、バランスを崩した所長の鳩尾に鉄拳!)
大輔 (完全に決まったことを確信する大輔)
所長 な、なんだ、そんなパワーが残っていたとは……!?
大輔 へっ。この程度で・・・やられる俺じゃねぇっ・・・でりゃあっ!!(さらに続きの一撃を叩き込もうとする)
所長 おのれこしゃくなーーー!!(頭部の蛇を取り出し大輔に投げつける!!)
大輔 なっ!!(突如現れた蛇に目を見開く)
 
大輔の下腹部に纏わりつき、絡まる大蛇!!
 
大輔 くっ!なんだ・・・これは・・・!! まさか・・・おまえ自身が怪人・・・なのか・・・
所長 ワシは半怪人!!それは悪に背く正義のエナジーに本能的に吸い付く毒蛇よ!!
大輔 くっ!!(蛇をもぎ放そうとする大輔)
所長 吸い付いたら放さんぞ!!電磁波にも強い!!毒蛇にエナジーを吸われるがいいわ!!
 
毒蛇は早くも大輔の競パンに取り付き始めている!!
 
大輔 くっ、そお・・・!!(蛇に気を奪われ所長に無防備になる大輔)
大輔 うっ!!くっ!!(懸命にもぎ放そうとするが蛇は外れない・・・!)
所長 苦しめるばかりじゃつまらん!お前を辱めてやる!!(大輔にまた歩み寄る!!)
大輔 ど、どういうことだ・・・っ!! (気配に振り向く大輔)
所長 (振り向きざまに背後から羽交い絞め!!)ハハハハハ!!!!!
大輔 う、うわっ!!ギシギシギシギシッ!!(半怪人の物凄い力で羽交い絞めにされ、身動きできない)
大輔 くそ・・・っ、なんて力なんだ・・・!
所長 (既に所長の口が耳元にかかっていた!!)フフフフフ!!!!!
大輔 ひあっ!!
所長 お前をむさぼってやる!!(所長の息が耳に入ってくる!!)
大輔 さ・・・させる・・かっ!! (逃れようと大輔の両腕の筋肉が膨らむ)
所長 ムダだ!!(力を強める所長)チュルチュルチュルチュル……(長い舌が首筋を舐め始める!!)
所長 (頭部の蛇も大輔の肉体を前に興奮!!)ニュルニュルニュル……(首筋にもたれかかる毒蛇の群れ!!)
大輔 うわああああああああっっ!!!(ギリギリと締め付けられ、大輔の腕からみしみしという音が)
大輔 おああああああぁぁぁぁぁぁっっ!!!
大輔 (首筋を這う感触に、身体を戦慄かせる大輔)
所長 (左手で背後から大胸筋を抱き抱えるようにして、右手は背後からケツを攻め始める!!)
大輔 お、おああああああっっ!!!所長の腕一本に体を封じられた・・・
所長 (競パンの上から大輔のプリケツがなまめかしく刺激されていく!!)
所長 ウウウ……これはうまそうじゃ、うまそうなケツじゃ!!!
大輔 おほあっ!!あっ!!!(床から浮いた大輔の足がばたばたと震える)
所長 (中指が割れ目をもぐるようにして袋を揉み始める!!)そうら、そうら……!!!
大輔 おぶうっっ!!!!
所長 (大胸筋を覆う左手は右の乳首をもてあそび始めた!!!)
大輔 あひあっ・・・(両腕を挟まれ、がっちりと吊り上げられ、身動きできない……)
所長 (凶悪殺人犯と毒蛇の合体である所長の指先からは蛇特有の粘液が分泌される!!)
大輔 (前後を忘れ完全になすがままになる大輔)
所長 ニュルニュルニュルニュル……(乳首と競パンがなまめかしく刺激されていく!!)
所長 どうよ、あどけない少年の前で姿態をさらす気分は……?
大輔 あっ、、、、ぁはぁぁっ、、、
 
戦闘員達は腕組みをしながら、辱められる大輔を見て、笑い声をたてている
少年は諦めの表情で大輔を見ている。以前に大輔と同様に少年を助けようとして、
所長から同じような目に遭い、敗れた人がいたからだった……
 
所長 さあ、前に向き直れ!!(くるりと反転すると、所長は胸倉にしゃぶりついた!!)
大輔 がああっ・・・
所長 ピチャピチャピチャピチャ……(卑猥な舌音が一層いやらしい!!)
大輔 あっ、、、ぁぁぁぁっ、、、、
所長 ここを切り取って、今夜の食材といたしたいものよ!!(所長は大胸筋を旨そうに舐めまわす!!)
大輔 こ・・・こ、、ん・・な・・・・
所長 (そして両手はケツをもみ、時に前面から股間を攻め始める!!)
大輔 (小さなクリスタルが留められた紺の競パン。盛り上がった股間部分)
大輔 ぉぁぁぁぁぁっっっ
所長 ここだな、お前のエナジーが隠されている場所は!!(大蛇と共に股間をまさぐる所長の手!!)
大輔 !!
大輔 おはああああああっっっっーーーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!
所長 お前の正義のエナジーを吸い尽くしてしまいたいものよ!!
大輔 もはや大輔には抵抗する力が残されていない・・・
所長 そして悪のエナジーに入れ替えてしまえば、お前はサタン帝国のシモベとなる!!
大輔 そ、、、ん、、、な・・・っ
大輔 だ・・・誰・・が・・・そんなこと・・!・・っをっ・・・!(微かに残った力で拘束から逃れようともがく)
所長 さあ、肩肘を張らず、楽にしろ!!(いやらしく優しげに語り、大輔の耳に息を吹きかける!!)
大輔 あっ・・・・ぁぁっはっ・・・!
大輔 約、、束、、したんだ、、、、た、たすける、、、って、、、、っ
 
少年が顔をあげる。
 
所長 フフフフフ……(舌は鍛えられた首筋を吸い、両手は股間をまさにもみしだき始めた!!)
大輔 だか・・らっ・・・・や・・・やられる・・・わ、、わけに・・はっ・・・!
大輔 おふあああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁっーーーーーーーーーーーーー!!!
所長 ええい、さあ、さあ……シコシコシコシコ……!!!!!
大輔 (股間をもまれ、首を反らせる大輔)
大輔 あっぁぁぁぁ、、、っっ!!!ぉぁぁぁぁぁっっ・あ・あ・・・・・ああああ!!!
所長 その首筋がいい……ペロペロペロペロ……シコシコシコシコ!!!!!
戦闘員達 「終わりだな・・・」「哀れな奴だ」「素直に受け入れておけばよかったものを」
大輔 のはあああああっ・・・・・ぁぁぁぁぁっっ!!!!!!!!
所長 さあ、行け!!行ってしまえ!!
大輔 (弓なりに反った大輔の身体。口の端から涎が垂れ落ちる・・・)
所長 (思わずしゃぶりつく所長!!)……シコシコシコシコ……!!!!!
大輔 (競パンを突き破るほどに怒張した大輔の正義の剣・・・)
大輔 (半分白目を剥き、全身をひくひくと震わせる、、、)
所長 ああ、何と言う太さ……うう……(しごきながら舌を這わせつつ、所長の口が下腹部に降りてくる!!)
大輔 (あまりにも無様な姿・・・)ぁっ・・・・ぁぁぁぁぁぁ、、、、、、ぁぁぁぁぁっっ、、、
所長 (やがて所長の口は大蛇を押しのけるように屹立した正義の剣へ!!)
戦闘員 「トドメだな」
大輔 (既に限界に達している・・・)
所長 ウムウムウムウムウムウムウム……(競パン越しに剣を口に含む!!!)
大輔 !!!
所長 (時に歯を立て、唇で包み込み、カリから竿を舌が這う!!!)
大輔 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!!!!!!!
大輔 (かみ締めていた大輔の歯が解けた)
所長 !!!
大輔 ドピュッドピュッドピュッドピュッドピュッドピュッ!!!
大輔 ドピュッドピュッドピュッドピュッドピュッドピュッ!!!!
所長 ウウウ……ウウウ……ウウウウウウウウ……!!!!!
大輔 ドピュッドピュッドピュッ・・・・
所長 (競パン越しに圧倒的な量の濃縮なエナジーを顔に受けた所長!!!!)
大輔 ・・・・・・・・・ぁぁ・・・・・
大輔 がくっ
所長 オオオ!!何という、興奮……!!!者ども、見たか???
戦闘員達 「はっ!」「しかとこの目で!!」
 
溢れ出る汗に熱気を帯びて光る大輔の鍛えられた肉体がまだ所長の手に委ねられている。
 
所長 こいつは抜け殻と化した!!あとは悪のエナジーを注入する改造手術を施すのだ!!
戦闘員達 「はっ!そのブザマな男をすぐに悪の怪人に仕立ててごらんにいれます!」
所長 よし、お前らに下げ渡す!!(戦闘員らに渡される大輔!!)
戦闘員達 「おら、見ろ!」「お前を救おうとしたブザマな男の末路を!」
 
大輔の身体をX字に広げ、少年の前で晒す戦闘員達。
 
所長 小僧は先に葬ってしまえ!!
戦闘員 「よ、よろしんですか?」
所長 もはや本間博士に期待しても仕方あるまい。猶予はならんのじゃ!!
戦闘員達 「承知しました・・・!」
戦闘員 「ということだ。悪く思うなよボウズ」(電磁ムチを構える戦闘員)
所長 小僧、短い命だったな!正義など何の期待にも応えんということじゃ!!
少年 「ぁ・・・・ぁ・・・・・」(よろめきながら後退するが、すぐに周囲を囲まれてしまう・・・)
少年 「そ……」
少年 「そんなことないっ! 兄ちゃんは僕を助けるって約束してくれたんだ・・・っ」
所長 馬鹿な、こいつは、抜け殻じゃ!!あと数時間で悪の改造人間として生まれ変わる!!
少年 「そんなことないっ! 正義は負けないんだっ・・・! 大輔兄ちゃん・・・!」
所長 何を言ってもムダじゃ!!お前ももうちょっと成長しておれば、仲間には入れたのになあ……ハハハ!!
 
戦闘員達が気づかないほど微かに、大輔の身体がぴくりと震えた・・・
 
少年 「こんな奴らに負けないで・・・っ!! 大輔兄ちゃん!」
所長 うるさい小僧め!!こいつを早く始末しろ!!
 
大輔の競パンのクリスタルが、翠色の光を放ちはじめる・・・・
 
戦闘員 「ははっ!!」(少年を取り囲み、電磁ムチを構える。)
所長 よいよい、ワシがこの手で葬ってくれる!!(自ら電磁ムチを構える!!!)
戦闘員達 「はっ!了解しました!」
所長 こにくったらしい小僧め、地獄に落ちるがいいわ!!
 
最大出力の電磁ムチ。少年の小さな身体が受けたら一撃で死・・・
 
少年 「うるさいっ!正義は負けないんだっ!!」(涙目で叫ぶ少年)
所長 最後までしぶとい悪がきめ!!(まさにムチを振り下ろそうとする!!)
少年 「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
少年 「大輔兄ちゃーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!」
所長 死ね、小僧!!!!! 
 
バシイイイイイイイイイイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!
振り下ろされたムチが音を立てる。
 
競パン戦士大輔 ってぇぇぇ・・・・っ
所長 な、なんだ……、これは……!!!???
競パン戦士大輔 (少年を庇うように立ち、腕でムチをガードしている青年の姿)
所長 お、おまえは……なぜ……!!!???
競パン戦士大輔 (その競パンに留められたクリスタルが、翠色に輝いている・・・)
所長 う、まぶしい、まぶしい……(ムチを持ったまま目を覆う所長と戦闘員達!?)
競パン戦士大輔 へ・・・・わかんね・・・だけどよ・・・
競パン戦士大輔 助けるって約束を・・・守るためかもなっ・・・!
競パン戦士大輔 (ムチを掴み、もぎとって打ち捨てる!)
競パン戦士大輔 (競パンから翠色の光が溢れる・・・)
所長 おのれ、こしゃくなーーーーーっ!!??(と言いつつも、まぶしさに目を覆う!?)
少年 「これは・・・伝説の・・バトル競パン・・・!」
競パン戦士大輔 いくぜーっ!!
所長 ううう、まぶしい、目が見えぬ……!!!???
競パン戦士大輔 (周囲を覆った戦闘員達に、パンチを浴びせる!)
競パン戦士大輔 どがっ!!どがっ!!どがっっ!!
所長 者ども、ひるむな、訓練の成果を見せてやれ!!!
 
先ほどまでとは比べ物にならない強烈なパンチに、戦闘員達が吹っ飛んでいく・・・!
 
競パン戦士大輔 いくらでもきやがれっ! はあっ!! たあっ!!
競パン戦士大輔 ドガッ!! バキッ!!! どがっ!!
所長 おのれ、なんだ、このみなぎるパワーは……!!??
競パン戦士大輔 (瞬く間に戦闘員達が戦闘不能に陥っていく・・・戦闘員を倒し、所長に向き直る大輔)
所長 ええい、ここは退却か……!!??(逃げようとする所長)
競パン戦士大輔 おっと、逃がさないぜ!!
競パン戦士大輔 (俊足の動きで所長の前に回りこむ!)
所長 おのれーーー、こしゃくな、お前独りでサタン帝国に刃向かおうとでも言うのか!!??
競パン戦士大輔 ああ・・っ! いくらだってやってやるさ・・!
競パン戦士大輔 地球の平和は俺が守る!!!
所長 ええい、死ね!!(ツエを振るって襲い掛かる!!)
競パン戦士大輔 (軽く腕でガード)
所長 ムムッ!!??
競パン戦士大輔 はあっ!!(鳩尾にパンチ!!)
競パン戦士大輔 どがあっ!!
所長 ウグッ!!!???
競パン戦士大輔 でりゃああっ!!(光を放つチョップが所長の頭を薙ぐ!)
競パン戦士大輔 (切り離され床に転がる蛇の群れ)
所長 やったなあーーーっ!!??これでどうじゃ!!(脇腹から短剣を向ける!!)
競パン戦士大輔 うおおおおっっ!!(腕でガードしようとエネルギーをこめる!)
所長 死ねーーーーーっ!!!!!
競パン戦士大輔 ガキンッ!!
所長 ウウッ!!!???
競パン戦士大輔 (短剣の刃が大輔の腕の筋肉と拮抗して止まり・・・)
競パン戦士大輔 はああっ!!
競パン戦士大輔 (刃の方が負けて折れるっ!!)
所長 おのれ、おのれーーーっ、ええい、これを受けよ!!(床から蛇をつかみ投げかける!!)
競パン戦士大輔 はあっ!!(宙に跳躍しかわす大輔)
所長 アアッ!!!???
競パン戦士大輔 (所長に右足を狙い定め・・・)
競パン戦士大輔 これでもくらえぇぇっ!!
所長 (恐れおののき、後退する所長!!!???)アアアアアーーーーーッ!!!???
競パン戦士大輔 アクア・・・・キーーーーック!!!!!!!
競パン戦士大輔 (そのままジャンピングキック!!)
競パン戦士大輔 ドッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
所長 ヒエエエエエエエエエエーーーーッ!!!!????
競パン戦士大輔 (所長に突き刺さる光を放つ必殺キック・・・!)
所長 ウウウウ……ウウウ……よくも……やったな……!!!???
競パン戦士大輔 まだ無事なのか・・・。
所長 このまま……生かして……この島からは……出さんぞ……
競パン戦士大輔 へ・・・何言ってんだ・・・
競パン戦士大輔 やっつける前に訊いておく。・・・改心するか?
所長 道連れに……してやる……道連れに……(よたよたと起き上がり自爆装置に向かう!?)
競パン戦士大輔 なっ・・・・しまった・・・!
所長 (赤いボタンをめがけて、倒れ掛かるように向かおうとする所長!!??)
競パン戦士大輔 でりゃああああっ!!!(とどめを刺すため、先ほどよりも高く跳躍する!)
所長 なんだと……!!!???
競パン戦士大輔 トオオオオオオッ!!!! アクアキーーーーーーーーーーーーック!!!
所長 アアアアアアアアアーーーーーーーッ!!!!????
競パン戦士大輔 ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!
競パン戦士大輔 (所長の背中から大輔の渾身のアクアキックが突き刺さる!)
所長 グゲエエエエエエエーーーーーーッ!!!!!?????
 
だが衝撃でボタンが押されてしまう・・・!
『自爆装置ON カウントダウン開始』作動まで3分しかない!!
『180 179 178 ……』
 
競パン戦士大輔 くっ・・・しまった・・・!
所長 ウウウウウウ……アアアアア……訓練……計画……ならず……(倒れ伏す所長)
競パン戦士大輔 逃げるぞ健一っ!
競パン戦士大輔 (だがバトル競パンの光がゆっくりと小さくなっていく・・・)
競パン戦士大輔 うっ・・・・
競パン戦士大輔 (ボロボロになって射精した身体で必殺キックを二度使い、エネルギーが残り少ない・・・)
競パン戦士大輔 し・・・しまっ・・・た・・・・
 
『120 119 118 ……』
 
競パン戦士大輔 (立っていることもできず、膝をつく大輔)
競パン戦士大輔 ぜぇ・・・ぜぇ・・・・ぜぇ・・・・
競パン戦士大輔 に・・逃げろ健一・・・おまえだけでも・・・っ
 
無常に刻まれるカウント『90 89 88 ……』
 
競パン戦士大輔 (急激な疲労感が大輔を襲っている・・・)
少年 「い、嫌だよ! 一緒に逃げようよ・・・!」
競パン戦士大輔 ち・・・くしょう・・・・
魔王サタン (にわかに黒雲が押し寄せる)ハハハハハ!!!
競パン戦士大輔 な・・・に・・・?
 
天空からこだまするように聞こえる声
 
競パン戦士大輔 何者だ・・・っ!
魔王サタン (黒雲の中から)ワシはサタン帝国の首領、魔王サタン!!!よくも訓練計画を邪魔立てしたな!!
 
『残り60秒 ……』
 
競パン戦士大輔 サタンだって・・・!
魔王サタン お前にはこの島と運命を共にしてもらう!さすれば、サタン帝国の邪魔立てができる者はおらん!!
競パン戦士大輔 く・・・だ、誰がこんなところで死ぬもんか・・・・っ!
魔王サタン 海の藻屑と化すがいい!!!
競パン戦士大輔 生き残って・・・絶対おまえをぶっ倒してやる!!
 
  『30 29 28 ……』
 
魔王サタン その身体で生き残れるとでも言うのか?????
競パン戦士大輔 生き残ってやるさ・・・! おまえら悪に地球を好き勝手にさせるわけにはいかないっ!
競パン戦士大輔 (大輔の闘志に呼応し、バトル競パンのクリスタルがまた輝きを帯び始める・・・!)
魔王サタン あと20秒で逃げられればの話だな……ハハハハハ!!!!!
少年 少年「に・・・兄ちゃん・・・」
競パン戦士大輔 大丈夫だ。
競パン戦士大輔 (健一の身体を隠すように抱きすくめる)
 
『10 9 8』
 
競パン戦士大輔 クリスタルが輝きを増す・・・
魔王サタン ハハハハハ!!海の藻屑と化すがいい!!!!!
 
『7 6 5』
『4 3』
 
競パン戦士大輔 アクアの神よ!俺に力を・・・っ!
 
『2 1』
 
競パン戦士大輔 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!
 
『-』
 
 
バリバリバリバリッ……ドッカーーーーーーーーーーーン!!!!????
訓練所をすべて吹っ飛ばし、島を塵に変えるほどの爆発・・・!
無人島は塵と消えた。大輔と健一も死んでしまったのだろうか?????
 
 
魔王サタン (上空には尚も黒雲が渦を巻いている……)
 
数時間後、沖合いの浜辺・・・。
 
健一少年 「う・・・ん・・・」
 
浜辺に打ち上げられた健一は、がっしりした腕の中で目を覚ます。
健一を庇って全エネルギーを使い果たした大輔。全身ボロボロの姿。
大輔が死んだと思って泣き声をあげる健一の肩にそっと乗せられる手。
 
健一少年 「……おじいちゃん」
本間博士 「大丈夫じゃ。彼はこれくらいで死んだりせんよ。……ほれ、息をしとる」
魔王サタン (上空の黒雲は推移を見守るかのように時に雷鳴を轟かせる)
本間博士 博士はすべてをわかったように頷く。「彼が地球の希望、正義の戦士なんじゃな?」
健一少年 「……うん!」
魔王サタン (雷鳴がにわかに強まる……ゴロゴロゴロゴローーーッ!!!)
健一少年 「…サタンっ」
 
大輔は死んだように眠ったまま・・。
 
魔王サタン (黒雲も何かを悟ったかのように鎮まり、消えていく……)
健一少年 健一「行っちゃった・・・。なんでだろう」
 
 
今の大輔の力では、サタンにとってなんの脅威でもありえない……。
だがサタンがここで戯れに大輔を見逃したことが、やがて地球の運命を変えていくことになるのだ・・・。
頑張れ 競パン戦士 大輔・・・!


 

コメント

  1. ミノル より:

    ついに再開ですか!? しかも、長期連載型!? 大輔が どうなるのか、メッチャ楽しみです!!

  2. Dark Wolf より:

    いや、昔のチャットログだけどねw
    でもテレビで放映されるとしたら……! な妄想設定はそのうち書くかもw