「どうしたんだい? パンサー。もうおねんねかい?」
「…………」
「立ちあがって抵抗してみなさいよ? あ?」
「…………」
パンサーは、床に倒れたままヒクヒクと痙攣している。
痛めつけられ、塗りこまれた毒で体が動かない……。
「地球を守るヒーローが、無様なものねぇ。
妹1人人質にとられたくらいで、手も足も出ないとはね。
……さあ、エナジーをいただきましょうか」
「ふふ。どう? 処刑台にかけられた気分は。
バトル競パンが床に擦れ、絶妙に気持ちがいいだろう?
さあ噴きなさい、パンサー。正義のエナジーを。
己の敗北と死を受け入れ、本能に身を任せなさい。
そのときこそ、おまえの最期だ!」
(オレは……敗れる……のか……)
女幹部の激しい蹴りの連撃が、パンサーの頭部にめりこむ。
毒の効果でもはやバトル競パンの防御力は完全に失せていた。首にダンベルの鉄棒が食い込み、パンサーの意識が薄れてゆく。
床に押し付けられる股間。バトル競パンの生地が擦れて襲う快楽。
全身の力が抜けて抵抗もできない。
激しいダメージに、パンサーの命の鼓動は途絶えつつあった。
(こんな……ところで……。大切な妹を守りきることもできず……オレは……オレは……)
「あははは! 死ね! 死になさいパンサー!
おまえはここでわたしに手も足も出ずに敗北するんだ!」
パンサーの後頭部、背中、そして尻を入念に踏みにじる女幹部。競パンごとパンサーの肉棒が床に押し付けられる。
ヒーローのたくましい肉体に指を這わせ、舌を這わせる女幹部。
パンサーは抵抗できない。
(ちくしょう……。ちく……しょう……。
地球を守ると……妹を守ると……誓ったのに……オレは……オレは……)
「くくく。バトル競パンがはちきれんばかりに膨らんでいるぞ。
終わりだ、パンサー。
いま、楽にしてやろう!」
バトル競パン越しに、限界まで盛り上がったパンサーの股間を握りしめる女幹部。
「スクリーミングフィスト!」
バイブのように女幹部の手が超振動し、握りしめられたパンサーの肉棒に震えを伝えた。
瞬間、限界まで張り詰めていたバトル競パンの膨らみがうごめいた。
ドクッドクッドクッドクッドクッ……!
「おおっ!」
リングの床に、じわじわと白濁液が広がっていく……。
ヒーローエナジーだった。
敵の猛攻撃の前になすすべなく噴き出したパンサーのエナジーが、バトル競パンを穢し、床にこぼれて広がっていく……。
「くくっ。これがヒーローエナジーか。すばらしい! 力が湧いて来るようだ!」
床に広がった白濁液を掬い取り、口に含む女幹部。
「くくっ。エナジーを搾りだされ、おまえは死ぬ寸前のようだがな……」
ピクピクと痙攣するパンサーの体。
もはや抜け殻だ。パンサーは死ぬのだ。
「終わりだ、アクアパンサー。
おまえが死ねば、我らに逆らう者はいなくなる。これで地球は我らのものだ。
おまえの屍は街の一番目立つところに磔にしてやる。
二度と逆らおうという者がいなくなるようにな。」
「…………」
「くく。なに、さびしがることはない。
貴様の愛する妹も、となりに磔にしてやるさ……。
良かったな、お兄ちゃん……!
アハハハハッ!!」
「…………」
……ピクッ……
そのときだった。
妹の名がでたとたん、ぴくりとも動かなかったパンサーの体が、一瞬だけ動いた。
女幹部はそのことに気付かない。
(い……も……う……と……)
傷めつけられ、エナジーを搾り取られ、もはや体に一片の力も残されていない。
(まも……ら……なきゃ……。オレは……)
だが、ヒーローには最後の武器が残されていた。
傷つき、射精させられても失わない、最後の武器。
(オレは正義のヒーロー……アクアパンサーなんだぁ……ッ!)
正義の魂が。
「さあ、そのバトル競パン……剥ぎとってやるぞ。
……むっ!? な、なんだ……!? なんだこの力は……!」
まばゆい光が、パンサーの体からほとばしっていく……。
ここからパンサーの反撃がはじまるのですが、ご想像におまかせです。^^;
コメント
画像は自作ですか!?すごいですね!!
ぜひセイバーレッド編もアップしてください!