豹のマスクをかぶり、ブルーのバトル競パンを穿いて、悪の組織と戦ってきたヒーロー、「アクアパンサー」。
街をめちゃくちゃにした組織のアジトを突き止め、雑魚戦闘員を蹴散らして、ついに組織の女幹部と相対した…。
「さっさと街を解放し、去るんだ。オレも女と闘いたくはない……」
「ふふ。紳士なのね、アクアパンサー。
女の子って可愛いものね。
…特にあなたの歳の離れた妹さんとか、可愛かったわねぇ…?」
「な、なに……」
「……妹は預かっているわ。アクアパンサー。
どういうことか……言わなくてもわかるわよねぇ?」
パンサーが呆然と動きを止めたすきに、バトル競パンの隙間に指先を忍び込ませる女幹部。
…むにゅっ…
パンサーの男の象徴の先端をやわらかくつまみ、隠していた薬を塗りこむ。
「お、おはぁっ…! ……な、なにをっ……」
「ふふ。いいものを持ってるじゃないか、パンサー。さすがは正義のヒーローだ」
うろたえるパンサーと、それをバカにしたように笑う女幹部。
「まともにあんたと戦っても、わたしに勝ち目はないからね。一服盛らせてもらったよ。
おまえのパワーは徐々に抜けていく。
ここをおまえの墓場としてやろう。
苦しめ、パンサー!」
メキメキメキメキッ…
「うわぁぁぁぁ……っ!!」
女幹部に首を締めあげられ、苦しむパンサー。
「どうだ、パンサー?
バトル競パン内部に仕込んだ薬の効果によって、競パンの防御力は20%以下に激減しているはずだ。
いつもならダメージにもならない女の細腕での攻撃でも、きつかろう。ほらぁっ……!」
「が、がぁっぁ……!!
く、くっそぉ……。負けてたまるかぁ……っ」
パンサーはもがき、女幹部の絞めをもぎはなしていく。
「く……なんて力だ。腕力も激減しているはずなのに……。
さすがは我らが帝国の怪人を、数多破ってきただけのことはあるな……。
だが……忘れたか? パンサー」
パンサーの耳元に、そっと唇を寄せる女幹部。
「おにいちゃん……わたし、しにたくないよう……たすけてぇ……」
妹の口調を真似て、舌足らずな声でささやく。
目を見開き、動きを止めるパンサー……。
「ふふ。おまえに抵抗は許されていないのだ、パンサー。
さあ、この手を離せ。
かわいい妹が冷たい躯になっても良いというなら、別だがな……。」
パンサーが怒りに歯を食いしばりながら、わなわなと手を離す。
ぎりぎりぎりぎり、みしみしみしみし……っ
パンサーを絞めあげつつ、体を持ち上げていく女幹部。
「くく、いつでも反撃してよいのだぞ。妹が死んでも良いならな。
そら、どうした? 抵抗しないのか?
……愛する者のために手も足もでないか。
ヒーローはつらいよなぁ、パンサー?」
めきっ! みりぃっ!
「くく、バトル競パンの股間がじわじわと膨らんできたな、パンサー。
エナジー生成機関が膨張し、大量にエナジーを生成する……生命活動に支障をきたしてきている証拠というわけだ」
ちょい、ちょい、と指先で、ヒーローのバトル競パンの膨らみをつつく女幹部。
びくっ、びくっ……と震えるパンサーの体。
「ふふ、競パンの膨らみにぽつぽつと染みが滲んできたじゃないか。
ついに耐え切れず、プレエナジーが漏れだしてきたようだねえ? ぼうや。
女の細腕に締められて……屈辱だろう。
そら離してやるよ」
女幹部はそういうと、力の抜けたパンサーの肉体を抱き上げた。
ズッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
ドッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
無人のリングに、ヒーローが何度も床に叩きつけられる音がひびいていく……。