襟首を掴まれるヒーロー

   襟首を掴まれて引き起こされるヒーローって萌えませんか？
　今回はそんな画像を。

『悟飯VSボージャック』

　敵の波状攻撃の前になすすべなく、力尽きて気を失った悟飯。
だが敵は傷めつけられた戦士に、一瞬の安息すら許さなかった。
襟首を掴まれ、無理やり引き起こされる悟飯…。

「……お、とう、さん……」
「くくく。小僧。残念だが、父親は助けに来ない。……そら、おねんねしている場合じゃないぜ？」

　ずり、ずり……と力の抜けた少年の足先が、虚しく地面を引きずられていく。
少年には、もう、抵抗する力など残されていなかった…。

『悟空VSフリーザ』

　水没させられ激しく咳き込む悟空の襟首を掴み、引き起こすフリーザ。
「さっきまでの勢いはどうしたんだい？　……いまさら後悔してるのかい？　震えてるじゃないか」

　地面に膝立ちになり、倒すべき敵に見下ろされる悟空。

（――勝てない）

　悟空は生まれてはじめて、相手と己のあいだに横たわる、圧倒的な「格の差」を思い知らされていた…。

『悟飯VSスラッグ』

　敵の一撃を喰らい、ビルにめりこまされた悟空。ダメージに、体に力が入らない。

「どうした。一人で立てないのか？　なら立たせてやろうか？」

　――ガシッ。

　襟首を掴まれ、無理やり引き起こされる悟空。

　オモチャのように、高々と宙に吊り上げられる……。
両腕を体のわきにだらりと垂らし、抵抗できない悟空。
「サイヤ人と思ったが、俺の見立て違いだったようだなぁ……？」

　強烈な一撃を叩きこまれ、だが吹っ飛ぶ前に再び襟首を掴まれ引き戻される。
「ぁ、ぁ、ぁ……」
もはや完全に体から力が抜け、地面に倒れ込みそうになる。
だが、それすら許されない。

　――ドゴッ！　バキッ！　ベキッ！　ズガッ！

　もはや完全に敵のサンドバッグにさせられる悟空。

　拳が風を切る音。
体に叩きつけられる衝撃音。
痛めつけられる悟空の苦鳴。
敵のバカにしたような笑い声。
骨の折れる音。

　廃墟と化した街に、悟空の絶叫が響きわたっていく。

「……限界のようだな」

　体を破壊された悟空は、吊り下げられたまま、白目を剥いて痙攣している。

「この期に及んで命乞いをしなかったのは立派だが……下を見るがいい。
おまえの体はもう、敗北を受け入れているようだぞ？」

　悟空はピクピクと震えながら、己の下半身を見下ろす。
男としての、生物としての本能。
死を前にして、道着の股間は突き破らんばかりに膨らみ、先走りを滲ませていた。

「無様だな。せめてもの情けだ。ひとおもいにその急所を破壊してやる。
終わりだ。
……おまえは、敗れたのだ」

　その言葉とともに、悟空の股間が激しく脈動をはじめた。
道着がべちゃべちゃに汚れていく……。

「敗北を悟ったか。
……では、死ね」